上司との面談で、
「最近、困っていることはある?」と
聞かれた時。
本当は、明日の仕事を考えると気が重い。
頼まれごとが重なって、
どれから進めたらいいか迷う日もある。
それなのに、上司を目の前にすると、
ついこう答えてしまう。
「大丈夫です。特にありません」

面談が終わってから、
「あのこと、話しておけばよかったな」
と思い返す。
そんなことはありませんか?
今回は、「大丈夫です」と答えてしまう時の
気持ちと、面談で小さな困りごとを
伝えるヒントをお話しします。
「大丈夫です」と答えたあとも、
仕事のことが気になる
「困っていることは?」と聞かれると、
すぐに説明できるほど
大きな問題がないと、
何を話せばいいのか迷うことがあります。
仕事は何とか進んでいる。
出社もできている。
そう考えて、「大丈夫です」と答えたものの、
次の日のことを考えると
やっぱり気が重い。
仕事が進んでいることと、
困っていないことは
別の話なんですよね。
たとえば、頼まれた仕事を終わらせるために、
毎日予定を組み直している。
周りから見れば仕事が回っていても、
自分の中ではずっと気が張っている。
こういう毎日の小さな困りごとも、
面談で話せることの一つです。
「もっと大変な人がいる」と思うと、
相談できなくなる
「同僚はもっと忙しそうだし」
「休んでいる人もいるし」
「私はまだ出社できているし」。
周りのことを考えるほど、
自分の困りごとは
後回しになっていませんか?
誰かが大変な思いをしていることと、
今の自分が困っていること。
これは、比べてどちらかを消す話では
ありません。
「まだ我慢できる」と「困っていない」は、
同じ意味ではないんです。

面談は、限界になった人だけが
話す時間とも限りません。
仕事を進めやすくするために、
上司と状況を確かめる時間にもできます。
もちろん、上司に話した時に
どう受け止められるか不安な職場もあります。
話しやすさは、本人の気持ちだけで
決まるものではありません。
だからこそ、全部を話そうとする前に、
今、伝えられることを一つ見つける
ところから考えてみましょう。
困っていることを伝える
3つのヒント
「何を話せばいい?」と迷ったら
「困っています」と言おうとすると、
うまく説明しなきゃと
考えてしまうこともありますよね。
そんな時は、気持ちの理由を
全部説明するより、
仕事で困った場面を
一つ思い出してみてください。
たとえば、
「急な頼まれごとが続くと、
今の仕事をどこから進めたらいいか
迷います」。
その一言で、何について
相談したいのかが伝わります。
自分の中で答えが決まっていなくても
大丈夫です。
相談するほどか、
わからない時は?
「このくらいのことで相談していいのかな」
と迷った時は、何か大きなお願いを
することだけが相談だと
思っていないか、考えてみてください。
上司に仕事を全部
引き受けてもらいたいわけではなく、
優先順位を確認したい。
今の進め方について意見を聞きたい。
そんな相談もあります。
「急ぎの仕事が重なった時、
どれから進めるといいか、
一度相談したいです」
必要なことを一緒に確かめるのも、
仕事を進める方法の一つです。
最初のひと言を、どう始める?
面談で急に聞かれると、
頭の中で言葉を探しているうちに
「大丈夫です」が
先に出てしまうことがあります。
そんな時は、
話の入口だけ短く決めておくと、
切り出しやすくなります。
「大きなトラブルではないのですが、
一つ相談したいことがあります」
「仕事の進め方で、
少し困っていることを
聞いてもらえますか?」

最初から上手に説明することより、
何について話したいかを伝えることを
意識してみてください。
上司には話しにくい事情があるなら、
人事や社内の相談窓口、
産業保健の担当者など、
別の相手を選ぶ方法もあります。
小さな困りごとを、
一人で抱え続けない毎日へ
「大丈夫です」と答えてきたことにも、
その時なりの理由があったと思います。
周りが忙しそうだった。
何から話すか決まっていなかった。
相手の反応が気になった。
次の面談では、
今の自分が困っていることを、
一つだけ言葉にしてみる。
「この仕事の順番を相談したいです」
「今、少し気になっていることがあります」。
そんな短い言葉から始められます。
帰り道に「言えばよかった」と
何度も考える時間が少し減って、
必要な時に人と相談しながら働ける。
そんな毎日につなげていきたいですね。
相談しようとするほど、
話すことを考えたり、
うまく伝える言葉を探したり、
準備することが増えていきます。
だけど、準備した言葉より
先に出てくるのが「大丈夫」なんです。
それは「大丈夫」が、
いつもの返事になってしまっているから。
だとしたら、準備や言葉を
増やすのではなく、
つい出てしまう「大丈夫」を
やめてみればいいんです。
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