「いつも元気だね」
「〇〇さんがいると、
場が明るくなるよ」
周りからそう言われるたびに、
なぜか胸がキュッと
苦しくなったり、
置いてけぼりのような寂しさを
感じたりしていませんか?
「元気だね」は、
本来なら褒め言葉です。
言った相手も、
きっと悪気はありません。
けれど、その言葉が
どうしても苦しくなってしまう
人がいます。
理由はとてもシンプルです。
あなたは本当は、
元気ではないからです。
あなたは「元気な人」ではなく、
「元気を頑張っている人」
周りから見えているあなたと、
あなたの内側には、
こんなギャップが
ないでしょうか。
| 周りから見えている姿 | あなたの内側の本音 |
| 人と会うときは笑顔 職場でも明るい 場の空気を盛り上げる 相談されたら話を聞く | 疲れている しんどい 不安もある 本当は誰かに頼りたい |
あなたは「元気」
なのではありません。
「元気に見えるように、
一生懸命がんばっている」
のです。
「しんどい」
「つらい」
「助けて」
を見せることに
慣れていない、
むしろ「見せてはいけない」
と思っているからこそ、
気力を振り絞って
元気を出します。
周りはその姿を見て
「元気だね」と言っているのです。
見せているものは合っています。
けれど、見えいていない部分は、
誰にも気づかれません。
だから、苦しいのです。
本当は違う言葉が欲しかった
弱音を吐くのが苦手で、
周りに迷惑や心配を
かけたくないあなたは、
自分から「助けて」が
言いにくいのではありませんか。
本当は「元気だね」ではなく、
別の言葉が欲しいのでは
ないでしょうか。
「最近どう?」
「疲れてない?」
「大丈夫?」
そう聞いてもらえたら、
「実はちょっとしんどくて……」
と、やっと本音を
こぼせるから。
けれど、自分からは言えないまま
元気を演じ続けるため、
誰にも本音を話せず、
どんどん孤独になって
いってしまいます。
演じ続けると
身体が「強制終了」へ向かう
最初は気合いで
乗り切れるかもしれません。
しかし、元気ではない状態で
元気を演じ続けるのは、
想像以上にエネルギーを
消費します。
その結果、あなたの心と身体は
次のようなサインを
出し始めます。
- 家に帰った瞬間に動けなくなり、玄関で座り込む
- 眠れない、エナジードリンクが手放せない
- 人がいる方が疲れるので、みんなが帰ってから仕事をしたくなり、残業が増える
- 休みの日も、ただ横になるだけで回復しない
さらに無理を重ねると、
遅刻、
寝過ごし、
突然の体調不良、
最悪の場合は
入院や
出社停止など、
身体が強制的にブレーキ
をかけ始めるのです。
そこまでいかないと
休めないほど、
あなたは一人で頑張りすぎて
しまっているのです。
解決策はシンプル
「元気じゃない日」はそのまま伝える
なぜこれほど苦しいのか。
答えはシンプルです。
「元気じゃないのに、
元気を演じているから」
それだけです。
だから、解決策も
とてもシンプル。
「元気じゃない日は、
元気じゃないと言う」
これだけです。
- 少し疲れているので、今日は早く帰ります
- 今日はちょっと体調が悪くて
- 残業はせずに帰ります
これらを、飾らず
そのまま伝えることです。
これは「甘え」では
ありませんし、
仕事を放棄する話でも
ありません。
むしろ逆です。
限界を超えて倒れ、
何週間も働けなくなるよりも、
「今日少し休む」ほうが、
仕事に対しても
自分に対しても、
ずっと健全で責任ある選択
なのです。
順番はいつも「自分」から
「明るくて、頑張っていて、
人を元気にする自分」に
価値があると思っていませんか。
けれど、人間なのだから、
元気な日もあれば、
元気じゃない日だって
あります。
ずっと元気な人なんて、
この世に一人もいません。
もしそう見える人がいるなら、
見えないところで
休んでいるか、
見えないところで
頑張っているだけです。
元気だと思われているから、
元気に振る舞わなきゃ
ではなく、
自分が元気だから、
元気でいる
元気じゃないから、休む
順番は、いつも
「自分」からです。
元気じゃない日は、
元気じゃないと言っていい。
その小さな一言が、
周囲との距離だけでなく、
「あなた自身との距離」を
一番ラクにしてくれます。
そんな「頑張りすぎるクセ」との付き合い方は、
『気遣いさんのための“安心感”で働く人間関係術』
でもお伝えしています。

まずは今日、
「ちょっと疲れたな」と
自分自身に声をかける
ところから、
始めてみませんか?

