褒められても「いやいや」と言ってしまう|自分の良さに気づく、褒め言葉の受け取り方

同僚

「いつも助かってるよ」

同僚にそう言われて、

自分

「いやいや、全然です」

と返す。

うれしい言葉のはずなのに、
心の中では、

自分の心の中

「そんなにできていないし」
「気を遣ってくれたのかな」

と考えてしまう。

そんなことはありませんか?

褒め言葉には、
自分では気づいていない良さを
知るヒントがあります。

自分のどこを見てもらえたのかが
わかると、褒められた言葉も
受け取りやすくなります。

目次

自分ではそう思えない。
そんなとき、どう受け取る?

たとえば、作った資料を
「わかりやすかったよ」と
褒めてもらったとき。

自分では、時間がかかったことや、
説明が足りなかったところが
気になる。

「もっと良くできたのに」

そう思っていると、
「わかりやすかった」という言葉に
うなずけないこともありますよね。

相手は褒めてくれている。
自分では、そう思えない。

この違いがあるとき、
どう受け取ればいいのでしょうか。

自分の評価と、
相手が感じた良さは別のこと

自分が気にしているところと、
相手が良いと感じたところは、
同じとは限りません。

自分は、
「仕上げるのに時間がかかった」
と思っている。

相手は、
「必要なことがすぐにわかった」
と感じている。

どちらも、
同じ資料についての感想です。

褒め言葉を受け取るヒント。同じ資料を、自分は仕上げる時間、相手は内容のわかりやすさで見ている図。

自分にとって
改善したいところがあっても、
相手の助けになったことはあります。

褒め言葉を受け取るとき、
自分の評価を丸ごと
変える必要はありません。

相手には、
どこが良く見えたのか。

そこを知ることで、
自分への見え方も少し広がります。

褒められても、ピンとこない
3つの理由

① 褒め言葉より先に、
反省点が浮かぶ

「わかりやすかったよ」
と言われた瞬間に、

「途中、説明に詰まったし」
「あそこは直したほうがよかった」

と考える。

次はもっと良くしたいからこそ、
気になるところもあると思います。

ただ、その反省点だけを見ていると、
相手が助かったと感じた部分には
目が向きにくくなります。

「直したいところがある」
という自分の感想はそのままに、
相手の感想も聞けるんです。

② 自分には、
当たり前のことに感じる

「丁寧に教えてくれて、
ありがとう」

そう言われても、

「聞かれたことを答えただけ」
と思うことはありませんか?

自分では普段通りの対応。

けれど、相手にとっては、
迷っていたことがわかり、
安心して進められた時間かもしれません。

自分にとって当たり前のことが、
人から見た自分の良さに
なっていることもあります。

③「気を遣ってくれたのかな」
と考える

褒められると、
言葉の意味より先に、
相手の意図を考えてしまう。

本当にそう思っているのかな。
励まそうとしてくれただけかな。

相手の本心までは、
そのひと言だけではわかりません。

ただ、
「本心かどうかわからない」ことと、
「気を遣っただけ」と決めることも、
別なんです。

相手が何を伝えてくれたのかを、
聞いてみる余地はあります。

褒められた日にも、
反省だけが残っていませんか?

仕事を終えた帰り道。

思い出すのは、
説明に詰まったこと。
手間取ったこと。
もう少しできたはずのこと。

その日に「助かったよ」と
言ってもらっていても、
振り返るときには
思い出さないことがあります。

そうすると、
その日の自分について知れるのは、
改善したいところばかり。

反省点に加えて、
言ってもらえたことも振り返れたら、
自分の良さを知る機会が増えます。

褒め言葉を受け取りやすくする
3つのやり方

① 相手が言ってくれた
言葉を思い出す

「大したことは言われていない」
とまとめる前に、
どんな言葉だったかを
思い出してみてください。

「助かったよ」
「説明がわかりやすかった」
「話しかけやすかった」

何を褒めてもらったのかが
具体的になると、
自分の反省点との違いも
見つけやすくなります。

② 自分と違う感想を受け取る、
ひと言

自分では、まだそう思えない。

そんなときは、

「この人には、そう見えたんだな」

と思ってみてください。

「私は説明が上手だ」
と思い込もうとするのではなく、

「この人は、わかりやすいと
感じてくれた」

と受け止める。

自分の感想と、
相手の感想を分けて
考えるための言葉です。

③ 返事は、短いお礼から

その場で返す言葉に迷ったら、

「ありがとう」

と伝えてみてください。

役に立てたことがうれしかったら、

「ありがとう。
そう言ってもらえて、
うれしいです」

と返すこともできます。

自分に自信が持てる日を待たずに、
伝えてもらえたことへのお礼は
言葉にできます。

やってみること確かめること
褒め言葉を思い出す何を良いと言ってもらえた?
自分の感想と分ける相手には、どう見えていた?
短くお礼を伝える今、返せる言葉は何だろう?

自分への感想を、
もうひとつ増やしてみる

「まだまだ」と感じる自分もいる。

それに加えて、
「助かった」と感じてくれた人もいる。

どちらかを消さなくても、
両方知ることはできます。

今の自分への感想に、
相手から教えてもらったことも
加えてみる。

そこから、
自分では気づかなかった良さが
見つかることがあります。

自分の場合を、
一緒に確かめるなら

褒め言葉のどこに引っかかったのかは、
場面によって違います。

「そんなにできていない」
と感じたのか。

「いつものことなのに」
と思ったのか。

「本当にそう思っているのかな」
と気になったのか。

らく距離コーチングでは、
実際の人とのやり取りから、

自分がどう受け止めたのか、
どんな考えが浮かんだのかを
一緒に整理していきます。

「褒められたのに、なぜか困った」

そんな一場面も、
自分を知る材料になります。

最近の褒め言葉を、
ひとつ振り返ってみる

思い当たる言葉があれば、
次の3つを確かめてみてください。

  • どんな言葉をかけてもらった?
  • そのとき、自分は何を考えた?
  • 相手が良いと感じたのは、どの部分だろう?

たとえば、

「資料がわかりやすいと言われた」

「自分は、時間がかかったことが
気になった」

「相手は、内容を理解しやすかった
のかもしれない」

ここまで分けると、
自分と相手が違うところを
見ていたことに
気づけるかもしれません。

褒め言葉を受け取るときの疑問

自分では納得できなくても、
お礼を言っていい?

「ありがとう」は、
相手と同じ評価になったという
宣言ではありません。

言葉をかけてもらったことへの
お礼として伝えられます。

社交辞令かもしれないときは?

本心かどうかを、
その場で確定する必要はありません。

「そう言ってくれたんだな」
と受け止めるところからで大丈夫です。

また「いやいや」と返してしまったら?

あとから、相手の言葉を
思い出してみてください。

返事を変えることだけが目的ではなく、
自分では見えていなかった良さを
知ることが、今回の目的です。

褒め言葉から、
自分の良さが見えてくる

褒められたとき、
自分ではそう思えないこともあります。

そんなときに確かめたいのは、
自分と相手が同じところを
見ているかどうかです。

  • 自分が気にしているところ
  • 相手が良いと感じたところ
  • 実際に伝えてもらえた言葉

これらを分けると、
「まだまだ」だけではわからなかった
自分の姿が見えてきます。

試しに1週間、
褒めてもらったときには、
相手の感想も聞いてみる。

「あれ、うれしかったな」

そう思い出せるやり取りが、
ひとつ増えるかもしれません。

人と接するとき、
自分も気楽でいるために

自分への厳しさは、
人とのやり取りの中で
気づくことがあります。

褒められたときに浮かぶ
「まだまだ」も、そのひとつです。

人からの言葉を、
あれこれ考えずに
「ありがとう」と笑って受け取れる。

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