「頭ではわかってるのに」モヤモヤが残る|正論で割り切れない気持ちの扱い方

金曜日の夕方。
帰る準備をしていたら、
上司から声をかけられる。

「ごめん、これ今日中にお願いできる?」

「仕事なんだから、仕方ない」
「私がやった方が早いし」

そう自分に言い聞かせて、
「大丈夫です」と引き受ける。

言っていることは、たしかに正しい。
それなのに、帰りの電車で
なんだかモヤモヤが残っている。

そんなことはありませんか?

頭ではわかっているのに
気持ちがついてこない時は、

正しさと気持ちを分けて考えることが
助けになります。

今回は、正論で自分を納得させても
モヤモヤが残る時の、
気持ちの扱い方を3つお伝えします。

目次

「正しいのはわかってる」のに、気持ちがついてこない理由

「仕事だから仕方ない」
「みんな忙しいんだから」
「私が我慢すれば丸く収まる」

どれも、間違ってはいないですよね。

正論は、答えを出すのに便利です。
迷っている時に、
「こうすればいい」をすぐに決めてくれます。

ただ、正論が答えてくれるのは
「どうするか」まで。

「急に頼まれて、困った」
「今日は早く帰りたかった」

この気持ちには、
正論は答えてくれません。

どうするかは決まったのに、
気持ちだけが残る。
モヤモヤの正体は、この残った気持ちです。

正論で片づけると、気持ちだけが残る

人に気を配れる人ほど、
自分の気持ちより先に
「どうするのが正しいか」を考えます。

周りが困らないように。
場の空気が悪くならないように。

これまで人を大切にしてきたからこそ、
身についた考え方です。

ただ、正論で
自分の気持ちを片づけるたびに、
片づけた気持ちは消えずに残っています。

帰りの電車や夜にひとりになった時、
モヤモヤとして出てくるのは、
その気持ちです。

正論が間違っているわけではありません。
正しさだけでは、
気持ちまでは片づかないんです。

割り切れない気持ちをスッキリさせる3つのヒント

①「正しいこと」と「自分の気持ち」を分ける

モヤモヤしている時は、
正しさと割り切れない気持ちが
頭の中で混ざっている状態です。

そんな時は、
スマホのメモやノートに、
2つを分けて書いてみてください。

正しいこと:
仕事だから、今日中に終わらせる

私の気持ち:
今日は早く帰って、ゆっくりしたかった

書き出してみると、
「引き受けたこと」と
「早く帰りたかったこと」が
別々に見えてきます。

正しいことと気持ちを分けると、
モヤモヤの中身もわかってきます。

②「本当はどう思った?」を確認

分けて書いたら、
気持ちの方を
もう少し聞いてみます。

「本当はどう思った?」

「急に言われて、ちょっとイラッとした」
「いつも私に頼むんだな、と思った」

出てきた言葉が
大人げなく感じても、
そのまま書いておきます。

その上で、
どうしたいのかを書き出しておきます。

気持ちを言葉にしておくと、
次に同じ場面が来た時、
自分がどうしたいかを考えやすくなります。

③ 話すときは、正論より先に気持ちから

友達や家族に話す時も、
正論から話していませんか?

「仕事だから仕方ないんだけどね」

そう始めると、
相手も「仕方ないよね」と返して、
話がそこで終わってしまいます。

次に話す時は、
気持ちから話してみてください。

「金曜の夕方に急に頼まれて、
ちょっとしんどかったんだ」

気持ちから話すと、
相手も「それは疲れるね」と
気持ちの方に返しやすくなります。

正論は、そのあとに話せばいいんです。

気持ちを大事にできると、人付き合いはもっとラクになる

正論は、
人と一緒に何かを決める時に役立ちます。

その正論で決めたことの横に、
自分の気持ちも並べておく。

「引き受けた。けれど、今日はしんどかった」

そう言える自分でいると、
帰りの電車でのモヤモヤが
少しずつ軽くなっていきます。

正論で決めたことの中には、
気づかないうちに
続けている習慣もあります。

頼まれたら断ったらいけない。
周りを優先すべき。

そんな自分の中の
習慣に気づけると、
自分の気持ちにも気づきやすくなり、
次の行動を変えやすくなります。

ただ、長く続けていることほど、
自分の中では当たり前になっています。

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